お祭りは最強の地区診断

 

「多職種連携はスナックから生まれる」

 

どこで誰が言ったのか…、記憶は定かではない。

(まさにスナックで他の職種の方と飲んでいるときに、言われたような…?)

 

地域で働くとき、

顔の見える関係…というのはもはや当たり前らしい。

顔だけじゃなくて、

腹の見える連携

そして

腕(専門職としてのスキル)の見える関係が望ましい。

 

前述のスナック、は極端な例としても、

腹が見える関係をつくるためには、+αの気遣いや無駄?話がとっても大切なんだと思う。

 

 

 

お祭りは最強の地区診断。」

これも、私が信じて疑わない言葉。

 

参加することで、地域がよく見える。

 

そして地域が”動いている”ことを

これまで大切にしてきたものを変わらず大切にする地域の姿を

心で感じることができる。

 

イチ住民として、できることをやってくぜって気持ちになって

元気になって

またこの町が好きになる。

 

何より楽しい、ですよね。

 

そう、

まだ夏は始まったばかり!

楽しむぞ~~*

私たちは質的データの重要性を言葉にできるか

今回の保健師ジャーナルは質的データを活用する工夫!

質的データって難しいです汗

私も上司に「それはあなたが会った人がたまたまそうだっただけでしょ」

なーんて言われると、上手く説明できません…。

 

行政だと特に、施策化には根拠が求められます。

数的なデータがあれば根拠として説明しやすいですよね。

どうしても質的なデータは数的なデータに比べて根拠が薄いように感じてしまう><

 

でも、数的なデータだけでは測れないものって保健活動にはあるはずなんですよね。

 

考えてみると、住民さんの生の声を日々聴いている保健師ならではの気づきや勘、

「ちょっと気になる」がある。

 

保健師ジャーナルでは以下の通り書かれてます。

保健師にとっての質的データは地域の人々への理解を深めるものになる。なぜならば、その現象の背景には人々の認識・行為・価値観・態度・経験といったものがあり、それらは人々が暮らす文脈のなかで、地域の文化的背景や社会的状況のなかで生じるからである。

 その地域で人々が暮らす文脈のなかで生じる現象は数的なデータでは表現しづらく、質的なデータでの表現が適切ってとこなのかと思います。

質的なデータは丁寧にまとめれば、十分根拠になる。

質的なデータによって問題意識を高め、数的なデータをとってより強い根拠をもたせることもできる。

 

大切なことは、保健師にとっての質的データの重要性を言葉にすることなのかもですね。

 

飴をどうしますか

先週の金曜日は飲み会。

ケアマネージャー

介護福祉士

福祉用具専門相談員

作業療法士

理学療法士

保健師

看護師

薬剤師

他職種と仕事外で飲むのは楽しい~

 

二次会はスナック!

(ビールからの焼酎って流れが個人的には1番気持ちよく飲めます笑)

 

そんな中で、医療と介護は突き詰めると相容れない、と言い出すケアマネさんが。

(医療サイドを批判しているわけではなく、視点が違うからこそ、お互いの視点で主張して良い着地点を見つけていこうね、という話なんですが)

 

f:id:saffeg011k080520:20170626002948j:plain

 

ここに飴がある。

例えば極端な話、認知症のおばあちゃんがその飴を袋のまま食べようとしたら。

口をあけて、袋から出してあげて与えるのが医療。

「袋あけて食べたほうおいしいよ」って言ってぎりぎりまでみて、その人の袋を空ける力を奪わないのが介護。

 

なるほどね。

介護サイドはそう見てるのね。

この例え、極端なので言いたいことは山ほどあるのですが、今回はスルー。

注目したのは・・・・

 

保健師ならどうするかってトコです。

私が尊敬する麻原先生の言葉を引用します。

 

保健師は非常に繊細な人間関係の中で、科学的知識の優先度を付け、その人の生活に応じてギリギリのところで折り合いながら形を変える。むしろそれを使わない場合だってあるのです。保健師は科学的知識を人々との関係の中で、人々の生活に統合していく、そのためのノウハウをもっているのです。」

 

どんなときは飴をあけてあげて、どんなときはその人があけるのを待つか、提案するってとこでしょうかね。

 

なんて考えた週末でした。

 

 

 

 

 

真っ先になくなる仕事、保健師

 

100年後の日本をイメージしてみる。

激動の時代の中で、人々の”健康”をいかに守るか、いかに個人が主体的に自分の健康を促進していくことができるか。

地域包括ケア、人工知能ビッグデータ・ICTの活用、子育て世代の支援、心のケア…。

 

保健師は住民に最も近いところで、人々が自然に健康になれるようなまちを一緒につくっていく。

それは誇りがあって、大好きな仕事。

 

でも、現状として保健師保健師としての仕事を語ることができていない。

他職種に、保健師とは何たるかを伝えきれていない。

言葉にすらできていない。

 

こんなに素晴らしい仕事なのに、とてももったいないと感じる。

最近は”保健活動の見える化”が話題になっている。

見える化していくことができるかどうかで、保健師の今後が決まると思う。

 

もしも、私たちが妥協し、なんとなく働くのなら…100年後保健師という仕事はなくなっているのではないかとさえ思う。

 

言葉にする訓練をしなければ。

修行だと思って発信しなければ。

そのためには学ばなければ。

 

大好きなこの仕事をずっと続けていくために。